真っ暗闇の世界の果てが世界の中心だとしたら

そんな大平原に寝転んでみたい。

果てしなく遠くに孤独に座り込んで

光さえ来ることをためらうようなこの場所に

記憶の中からささいな思い出を

たった一つだけ切り取っておきたい。

それが時間をかけて膨らんで

そこに多くの意味を見出せることができる時、

果てしなく向こうにあるそこは

僕にもっとも近い世界の中心になるだろう。

朝がきた。

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By GloomyWind 2003/3/23
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